今年はLam家お客様が多いです。
いろいろな方が訪れてくださるたびに、多くの人を惹きつけてやまないロンドンという素敵な街に住む幸せを感じます。
そのうちの一人、タイ人のペアちゃんは5月から6月にかけて3週間我が家に滞在してくれました。
芳紀25歳。バンコクでコンサルタンシーに勤めるバリキャリの彼女ですが、今回は休暇を取って有名なコルドンブルーでお菓子のコースを受講するために、ロンドンにやって来ました。チャレンジ精神旺盛で、頭の回転が早く、大変明るいお嬢さん。
我が家には下宿の若者が2名と息子がいますから、彼女の滞在中は20代の若者が4人となり、賑やかな日々でした。
お天気もよかったので、時にはアルフレスコ(戸外でお食事やティーを楽しむこと)でランチやディナーを。ロンドンは緯度が高いので、夏はお夕食時でもこのように戸外が明るい。
またある日はペアちゃんが誘ってくれて、ピカデリーサーカスにタイ料理をいただきに出かけました。
こちらタイレストランPatara(パタラ)
バンコクと同じ味だとペアちゃんはとても嬉しそう。
ただし、辛さだけが少し足りないんだって。私には充分なんだけど!
おなじみのタイグリーンカレー
人気のパッタイ。細めのライスヌードルとチキン、卵、野菜の炒め麺。
こちらはペアちゃんが選んでくれた牛肉入りのタイレッドカレー。よく煮込まれたビーフが柔らかくて美味しいタイ風のカレーです。
そして、ペアちゃんからのお土産のタイのお菓子フォイトーン。
卵の黄身を糖蜜にからめて作ります。日本の「鶏卵素麺」というお菓子とそっくり!
もともとはポルトガルのお菓子だそう。そういえばカステラや金平糖もポルトガルが原産ですね。このように、食のグローバル化は何世紀も昔から地球上で広く行われていたのです。興味深いですよね。
そして、ペアちゃんが滞在中にもう一人のお客様が日本からやって来て一週間滞在してくださいました。長年のお付き合いのお友達Nちゃん。
大学卒業以来一貫してNGO畑を歩いている彼女。妻であり、母であり、優秀なキャリアウーマンでもある私の自慢のお友達のひとり。
貧困の中で育つ子供たちの成長と地域の自立を支援する「チャイルドファンド」という国際機構の日本支部で働いています。今回はロンドンで行われた国際ワークショップと会議に出席するために渡英しました。
初めて彼女に会ったのもここロンドンでした。
LSEの大学院で学ぶ留学生のNちゃんと2歳の娘の母だった註妻の私。たちまち気が合って仲良くなり、修士課程の忙しい勉強の合間をぬって彼女は何度も我が家に遊びに来てくれました。
こちらは30年前の私たち!お互いになんて若かったことでしょう!
こんなに長い間お友達でいてくださってありがとう。
たくさんの素晴らしい方たちとの出会い。
そしてそのつど喜びと勇気と刺激をもらえるロンドンという街は、私にとってやっぱり特別な場所ですね。