オックスフォード郊外にあるRadley Collegeは19世紀創立の全寮制男子ボーディングスクール。

イートン、ハーロー、シャーボーンと並んで、全英でも4校しかない寮生のみ、男子のみの伝統を守る学校。
800エーカーの広大な敷地の中にはプレイグラウンド、ラグビーピッチ、ゴルフコース、テニスクラブ、湖、農地、教員社宅などを含み、13-18歳の男子770人が在籍している。

学校校舎は主にビクトリアンスタイルで、広々とした敷地内には大変美しい建物が点在している。
こちらはチャペル。生徒の一人がパイプオルガンを弾いてくれていた。

広々としたキャンティーン(学食)。
メニューは少年たちの胃袋をしっかり満たす肉系が豊富。

写真左下のように、サイエンスブロックの内部は大変モダンなつくり。
生物学教室ではニシキヘビやゲッコーや写真のフトアゴヒゲトカゲ(オーストラリア産)など、珍しい動物がいろいろ飼われていて、同行した私の生徒のT君は大喜び。

寮のお部屋はこちら。
ロンドン地下鉄マークのクッションのお部屋の主はたぶんアースナルファン、ゴルフバッグを持ってきている子もいるね。

ラドリーカレッジの特徴の一つは、生徒たちの制服の一番上がアカデミックガウンであるという点で、紺のジャケットの上に黒いガウンを着用する。
案内してくれた二人はY11の生徒で、一人はミュンヘンから来ているというドイツ人、一人はイギリス人で、大変明るくフレンドリー。男子全寮制という学校生活をのびのびと楽しんでいる様子がうかがえた。

男子教育の特性をとことん生かす教育環境の中で、勉強とスポーツのバランスの良さ、生徒の主体性を重んじながらも大変ケアリングであるという指導姿勢のバランスの良さが際立っていることが印象的。
イギリスのボーディングスクールの素晴らしさをまた一つ実感できた学校だった。
by mummysophia
| 2025-09-18 18:03
| イギリス留学
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